同じ職場で指導を担当する一人の先輩職員が、「トレーナー」として、横浜市役所で仕事をする上での基本的なルールの助言や業務上の悩みについてのサポートをし、新採用職員の育成を計画的に実施しています。新採用職員が1日も早く市職員として力を発揮できるよう、「トレーナー」や直属の係長をはじめ、職場全体で育成に取り組んでいます。
新採用職員と「トレーナー」が、日々の業務の中で得た成長や、リアルな職場環境について語ります。

MEMBERS

笑顔のトレーナー

トレーナー

港北区福祉保健センター こども家庭支援課
2017年度入庁
笑顔のトレーニー

トレーニー

港北区福祉保健センター こども家庭支援課
2025年度入庁

Q1

現在の業務について教えてください

保育所・幼稚園への入所希望者の調整・管理業務と、在園児の利用継続の管理を担当しています。対象者が一番多い4月入所のほか、毎月の調整もあり、年間を通して常に業務が動いています。時には急に保育所に空きが出て、10日後には入所となるようなケースもあるため、常にスピードと正確さの両立が求められます。私は係全体の入所調整の取りまとめ担当もしているので、他の職員に早め早めに業務を割り振るよう日々努めています。

保育所・幼稚園の入所や在園児の利用継続の管理と、市外から入所を申し込まれる方への対応を担当しています。市外からの申請は、市内在住の方とは必要な書類や方法が異なるので、他自治体との調整をする機会が多くあります。また、日々、困りごとや質問で相談をされる保護者の方も多く、窓口や電話での対応を通じて、丁寧なご案内を心掛けています。

Q2

配属初日はお互いにどのような第一印象でしたか?

明るくて、はつらつとした印象でした。実は私自身、トレーナーとして教える立場になることは初めてだったので、顔合わせの前はとても緊張していました。いざ会ってみると素直で、教えたことを丁寧にメモし、時間のあるときにまとめて整理している姿が印象的でした。「こんなに前向きな姿勢で、教えたことを吸収してくれるなら頑張って教えたい!」と思いました。

誰に対してもフレンドリーで、初対面から話しかけやすい印象でした。気軽に声をかけてくれるので「こんなに話しかけてもいいんだ」と安心できましたし、分からないこともすぐに聞くことができました。配属前は、区役所で働く人たちのことを堅い雰囲気の人たちなのではないかと想像していましたが、トレーナーも同じ課の先輩も、みなさん温かく、あっという間にチームの一員になれた気がします。

ソファに座り向き合ってジェスチャーを入れながら話すトレーナーとトレーニーの様子

Q3

一緒に担当した業務で、印象的だったことはなんですか?

トレーニーが4月の入所申請業務に関する内部向けの説明会を担当したときのことが印象的でした。翌年度に大幅な制度改正を控えており、例年通りには進められないことも多かったため、前任者として相談しながら一緒に準備を進めていきました。当日は私がフォローに入ることもなく、質問に対しても一人でしっかりと受け答えができていました。初めてのことなのに自信を持って取り組めていたのが、本当に素晴らしいなと思います。

そう言っていただけると嬉しいです。説明会を担当すると聞いて、初めはすごく緊張しました。どのように準備を進めていけば良いか悩んでいたところ、トレーナーが説明会に向けたスケジュールを一緒に考えてくださいました。分からない点も丁寧に教えてくださり、安心して事前準備が万全にできたからこそ、自信をもってやり遂げることができたと思っています。

4月の入所申請業務に関する課内説明会

一方で、悔しい経験もありました…。窓口対応を一人で担当し始めた時期に、来庁した方から厳しい言葉をいただき、その場でうまく対応できなかったことがあります。トレーナーにはすぐにフォローいただき、後から「丁寧に対応できていたから、今回の経験を次に活かしていけば良いんだよ。」と温かい言葉をかけていただきました。そのおかげで、今ではトラブルが起きても、前向きに受け止め、落ち着いて対応できるようになったと思います。市民の皆さまから感謝の言葉をいただく機会も増え、成長を実感しています。

あのときの窓口対応でのトラブルの件は、結果的に大きな成長のきっかけになりましたね。
私自身も、まだ経験が浅かった頃に、同じようなお話を係長からいただいたことがあります。窓口対応をする上では、思いがけない出来事が起こることもあるので、前向きに受け止めて、冷静に対応する大切さを伝えたいなと思いました。

トレーニーが窓口対応する様子

Q4

お互いのここがすごい!と思うポイントはなんですか?

新しいことを吸収する力と、前向きで積極的な行動力です。新しい業務でも一度で覚えて、同じ業務に取り組むときには自分で考えて動いています。たとえミスをしても必ず原因を整理して、次は同じことを繰り返さない姿勢や、窓口や電話対応でも率先して前に立つマインドに、頼もしさを感じています。

自分なりに心掛けていたことなので、褒めていただけて嬉しいです。
トレーナーは、他の職員に業務を割り振るときも、相手の状況を考えて、余裕を持って対応できるよう準備してくださるような、周りをよく見て動ける方です。ご自身が忙しい中でもチーム全体を見渡して、困っている人がいたらすぐに声をかけ、誰もが自然と頼りたくなる空気感を作ってくれる存在です。

トレーナーが課内職員と話す様子

改めてそう言ってもらえると恥ずかしいですね…(笑)
自分がしんどいと感じたことがある状況を、トレーニーには絶対に経験させたくないと思っています。どんなに忙しい状況でも、相談してきた方に体と目線をしっかり向けて、話しやすい雰囲気をつくることが大事だと感じています。

話しやすい雰囲気以外にも、後任の人が分かりやすいように資料やパソコンのデータフォルダを整理して残していますよね。日々そのようなトレーナーの姿を見て、自分も同じように周囲を支えられる職員になりたいなと思います。

Q5

お二人の今後に向けた意気込みを教えてください

2年目は、自分が後輩に教える立場になることも意識して、今までに学んできたことをしっかり言葉にして伝えられるようになりたいです。周りの職員や市民の皆さまから信頼される職員を目指して、まずは一つひとつの仕事を丁寧に積み重ねていきたいと思います。

自分が理解することと、相手に理解してもらうこととは全くの別物なので、トレーナーとしての経験を通じて、改めて教えることの難しさや楽しさを実感しました。こちらから一方的に伝えるのではなく、話す速さや言葉の選び方にも工夫をし、相手の理解度を確認しながら「伝わる」話し方を意識しました。
入庁1年目とトレーナー1年目として、一緒に試行錯誤しながら成長できた喜びは大きいです。これからもお互いに学び合いながら、職場全体をより良くしていきたいです。

トレーニーを見て笑顔で話すトレーナー
トレーナーと笑顔で話すトレーニー

Q6

最後に、就職を目指す方々へのメッセージをお願いします

就職活動の時は「『働く』って大変そう」と感じていましたが、1年間働く中で、市民の皆さまの力になれた時の嬉しさや、チームでお互いを支え合う職場の温かさを日々感じることができ、今は大変さよりも楽しさのほうが大きいです。
私はもともと「人の役に立ちたい」と思って公務員を志望していました。学生時代に、ライフセーバーの活動で横浜市を訪れる機会が多くあり、街並みや人の温かさに魅力を感じたことで、横浜市で地域に貢献する仕事をしたいという思いが強まりました。就職活動では迷うことも多いと思いますが、どんな小さなきっかけでも大切にして、ぜひ一歩踏み出してみてください。

横浜市には、区と局のそれぞれに多様な業務があり、多くの人と関わりながら成長できる環境があります。市民の暮らしを守り、街の発展に貢献する仕事は、責任が大きいですがやりがいも計り知れません。誠実さ、行動力、そして横浜への愛が、きっと誰かの笑顔につながります。私のトレーニーのように「人の役に立ちたい」という気持ちを持つ方に、ぜひ仲間になってほしいです。横浜の未来を担うあなたを心から応援しています!

2人が務める区役所のマスコットキャラクター港北区ミズキーのぬいぐるみを持ち笑顔で並ぶ2人

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