広い視野を持ち、仕事の幅を広げたい
職員時代、中期計画の策定など、多くの区局が関連するプロジェクトの事務局を担う中で、組織を横断する広い視野を持ち、効率的な市政運営を目指すことの大切さを実感しました。
そのため、いろいろな経験を積むことで仕事の幅を広げたいと考え、係長にチャレンジしてみようと思いました。また、外部から横浜市を見る機会を得るため、係長級の職員が応募できる民間企業への派遣の公募があったことも、係長を目指したきっかけの一つです。
チームで仕事をするという意識
係長の役割は主に二つあると思います。一つは目標達成に向けた業務の進捗管理、もう一つは職員の指導・育成です。
係長になってみると、任される仕事の幅が広がり、素早い判断を求められることも多くなりました。また、チームで仕事をしている意識もより強くなり、困難な案件に対して一人で悩むのではなく、職員や同僚、上司、異なる部署の方に意見を求めながら解決策を考えるなど、周りに支えられていると感じる場面も増えています。
職員の指導・育成については、職員を信頼して業務を任せる中で、全体の進捗管理や助言のタイミングなどを見極め、互いに信頼関係を持って仕事ができるよう努めています。
現場の近くで事業の見直しや立案ができる
係長は、職員と共に現場に近いところで業務に関わるため、市民の方々等から御意見を直接伺うことができます。頂いた御意見から、事業の課題を見つけ、その解決策を模索するなど、今後の進め方について責任を持って考え、提案できる立場であることが、係長として働くことの魅力の一つだと思います。
また、先行事例や類似事例があれば、その事例をヒアリングするなど、知見を深めることもできます。実際に、私も他都市や民間企業へ様々な場面でヒアリングをさせていただき、それぞれが重視する考え方等を学ばせていただきました。それらを元に、事業の見直しや新たな施策の立案ができたときは、達成感もあり、やりがいも感じられます。
新たな価値を共に創りたい
入庁時には、東日本大震災や新型コロナウイルス感染症を経験すると思っていませんでしたが、震災後の市内経済への影響と対策の取りまとめや、ワクチン接種の推進業務に携わりました。どちらも、最優先課題に対して、全区局が関わり、迅速に方針を定めて実行したもので、同じ目標に向かってチーム一丸となって進めることができた経験です。
多様化・複雑化する社会・地域課題を解決するためには、庁内外問わず、様々な方と対話を通じて目標を共有し、それぞれが持つ知識やノウハウを最大限活用し、新たな価値を共に創ることがより求められると思います。困難な案件に対しても、対話を大切にし、柔軟に物事を考え、新たな価値を創れる責任職になりたいです。