機械
廃棄物処理施設や下水処理施設、市営住宅・庁舎、浄水場、地下鉄車両などの
機械設備について、設計・管理などの業務に従事します。ご家庭や事業所から発生した排水や雨水の処理をする、水再生センターやポンプ場の維持管理を主に行っています。具体的には、工事等を発注してポンプや電動機等の設備の整備を行うほか、点検時に発見した故障機器の復旧作業を行っています。また市民の方をはじめ、様々な方に水再生センターを知ってもらうため、見学会等の広報活動も行っています。北部下水道センターは海外からの視察も多く、見学会を通して多様な文化に触れられるという思わぬ機会もあります。
水再生センターは市民の方の安心・安全に関わる重要なインフラであるため、日々、責任感を持って業務に取り組んでいます。設備に故障が発生した際は、業者に工事を発注することもありますが、緊急時や軽微な故障は職員が自ら対応します。故障の対応は作業員の安全のため必ず複数人で行い、電気職など他の職種とも協力して復旧作業を行います。故障の程度によっては復旧するのに何日もかかることもあり、職場の仲間と力を合わせて復旧作業を終えたときの達成感はひとしおです。 また公務員というと代わり映えしないルーティンワークが多いと思われがちですが、横浜市は新しい技術を取り入れる風土があり、希望すれば様々な案件にもチャレンジできます。例えば私の場合、横浜市の水再生センターで新しい試みとして行われたドローン活用プロジェクトに携わっていたので、ドローンの操縦訓練を行い、災害時を想定した施設の点検を実施したりしました。横浜市はDXを推進しており、今後もデジタル技術の活用が進んでいくと思いますので、新しい技術に興味のある方は是非チャレンジしてみてください。
横浜市で働こうと思ったのは、機械職として活躍できる場が幅広くあることが理由の1つです。私が現在所属している環境創造局の他にも、資源循環局、水道局、交通局、港湾局など、これら以外にも機械職が配属されている職場は多くあり、多種多様な職場で様々な職種の人と一緒に仕事することで、分野外の知識や経験を得るチャンスもあります。また、横浜市は政令指定都市の中では最大の人口を有するということもあり、規模の大きな事業に携わることができます。 私は地元が横浜なので、大学で学んだ知識を地元のために活かしたい、という思いもありました。現在の職場ではポンプや発電機に触れる機会が多く、大学時代に機械工学科で学んだ流体力学、熱力学、材料力学等の基礎知識が役立っています。